ようこそお越しくださいました

 私の茶会は・・作法や流派に囚われない自由なもので、どなたでも、一人でも気軽に入っていただけます。書付道具や高価な道具もありません。けれど茶の湯本来の豊かさ静けさは忘れずに、心地よい安らぎを味わっていただければと思っています。静寂を聴き、風を感じ、「ウツクシキ」を直観していただきたいと思います。

 小さな武家流の茶游人で、未熟なところもありますし、長年茶道をされている先生方には違う・・!、と指摘されるところもあるかもしれません。けれど、どのような方にも・・・心を込めて茶を差し上げたいと思っています。


黒庵での茶会

 茶室「黒庵」は鶴川の街の、家の中に造られた三畳の手作り茶室です。京都大徳寺塔頭、聚光院の「閑隠席」の写しで、簡素な利休好みの茶室です。まさに「市中の山居」らしい静けさを味わっていただけます。
 華やかな茶道もいいけれど、ちょっと地味ですが落ち着いた男点前をお楽しみください。

 けれどそこは茶游人上條の茶・・!コンビニにでも行く感覚で来て、茶を飲んで、静けさの中でホッ!として、帰り道はいろいろなものに手を合わせたくなる。そんな時間をもっていただけたらと思います。

私が好きな茶会

・お菓子が美味しく、お茶が美味しい。
・気疲れしない、穏やかな空気。

・だれでも気軽に入れる。
・凛とした花が迎えてくれる。
・静寂が聴こえる。
・決まりごとに囚われない自由な心。

・茶碗を回す人がいてもいい、回さない人がいてもいい。
・敷居は下げても、奥深さ、豊かさは保たれている。

・感謝したくなる。
・また会いたいと思う。
・ただ風が通り過ぎてゆく。

・とにもかくにも、ウツクシキこと。